1.31.2014
1.30.2014
縄文-アイヌと褌
『山になり 星をみる』
山になって星を見上げる
昨年、Twitterのタイムライン上で拝見しひと目で気に入ってしまった
結城さんの作品。
その場の瞬間のやりとりで自分の作品と交換して頂けることになり、先日ようやく手縫いの褌と作品とを交換こしていただきました。
実際、手にした作品はしっかりとした額に入り思っていた以上に大きな作品だったので、先日ギャラリーで結城さんと再会した時にもうひと作品、製作交換してもらえるようにお願いさせてもらいふたたびゆっくりとつづきの刺繍に取りかかっているところ。
本来ならば壁に飾りたいところなのだけれど、なんとなく今の部屋ではない気がしていて台の上に置いた絵を眺める日々がつづいています。
自由が丘の個展で拝見した空の色とはまた違った深い夜空のいろをしていて
あの日、山で見た星でいっぱいの夜空のよう。
音のない場所で静かに眺めていたい作品です。
今回は平田篤史さんの作品にもたくさん触れることができて、山菜やきのこ、鹿やたぬきを保存して食料にしているお話や、先日の鮭の解体のことなどいろいろ話題は飛びに飛んで、久しぶりの友達とのバッタリ再会もあったりで楽しい時を過ごすことができました。
縄文ーアイヌ二人展 平田篤史・結城幸司 @自由が丘 るなん
縄文ーアイヌ
まだまだ未知の世界は深そうです。
ことばの持つ意味や、地図の上では分けられないような文化。
詳しいことは分からないけれど なにかを 知りたがってるこの感じ。
いまの暮らし全てを縄文時代にそっくり変えてしまうことは難しいけれど、少しずつ取り入れられることはあるし、意識の所でトリップしてみると案外近づけているような気がしてくる。もともとDNAのどこかに記憶しているなにかがあるのだと思うし。
縄文に限らず「いざ」という時、本能で動いた自分の動きに過去の時代をはっと気づかされたりすることも多々ありで。
原発事故以前、後、すでに近代文明から離れた生活を楽しみながら取り入れている友達もたくさん。
今の日々の暮らしの中、チャンネルを切り替えることは難しいようで意外と簡単なのだと思う。それはけっして土臭いだけな訳でもなく、身近に存在しているようなやり方で日常にとけ込むようにすでに在るのかもしれない。
そんなことを言ったら本気で実践しておられる方々に怒られてしまうかもしれないけれど。。。
日々触れるものを大切に、こと、素材、音、食、はなし、…「質」を見失わず、自分なりに安定を保ちバランス良く息をしていたいとそう思います。
理想は今よりも自然に深い呼吸ができる空間へ。かな。
いちばん大事なところだよね。
今回びびびっと出会ってしまった器。
平田さんの作品。
この器ではなぜかモリンガ茶を必ず飲みたくなります。
Re-Coaster Sewing at cafeOHANA
日頃からお世話になっているcafeOHANAさんにもお礼のコースターを。
昨年から2度に分けてお店でSweets&おしゃべりを楽しみながら製作させていただきました。
昨年の山暮らしで一番気にかけていた放射線量。
飲み水も一切水道水は口にしなかったし、顔を洗うのにもペットボトルのお水を使う程の徹底ぶりで暮らしていたのだけれど、寒い山暮らしでは暖をとるための薪が必要。
軒下に震災前からストックしてある薪が安全かどうかなんてさっぱり検討もつかなくて。
毎日ランチ後〜pm16:00にかけて、奥底にしまってあった薪を掘り出しては木の皮をはいで〜の作業に追われていたっけなぁ。
そんな日々のモヤモヤな心配事を視覚化してくれる放射線量測定器を友人&オハナの藤田さんが快く貸し出してくださり、心身ともに助けていだだきました。
実際に測ってみると驚く数字を目にする日もあったりで。。。
もちろんセ〜フ〜!なことの方が多かったけれども。
やっぱり現実はしっかり受け止めて生き抜かないとですね。
放射能は目に見えないからコワイコワイ。
人に頼ることが苦手な自分ではありますが、
常日頃からいろいろな方に助けていただいております。
本当にありがたい気持でいっぱいです。
多謝!
cafeOHANAさんでは月1でおしゃべりしながらそれぞれが好きな縫い物や編み物を楽しむ会が開かれています。次回も参加できるといいな。
from Earth Cafe OHANA
六花さんとOHANAへのコースターは山の暮らしの中で思いついたもの。
その時手元にあった素材をつかってひと針ひと針縫いました。
自分用にも2枚。
数ヶ月間、寒い寒い山暮らしを共に過ごしてくれた小野哲平さんの器のクッションに。
Tweed. このシーズン大好きな素材のひとつです。
雪宿りとコースター at六花さん
昨年、山暮らし中に自転車で迷いながら珈琲豆を探している途中に見つけたお店「六花」さん。
食材や日用品などなかなか簡単には買い物に行かれない環境の中で、唯一自分へのご褒美にと時々お茶をしにおじゃまさせていただいてたお店。
行きはブレーキかけずの下り道を30分、帰りは自転車を押しながら1時間の距離を楽しい至福の時を過ごすため苦とも感じずに時々ひょこっと出かけていました。
山暮らしで経験したお互いのいろいろな出来事や、自分の珍道中ばなし、時には友だちも一緒に長居してたくさんおしゃべりしたっけ。
普段、生活することと、製作の時間を費やすだけで、電話もなかなか繋がらないような暮らしをしていたので、六花さんのおふたりとのおしゃべりはとっても楽しく貴重な時間でした。
10月の終わり頃だったかな。
朝からいいお天気のある日のこと、むしょうに人が作ってくれた温かいものが食べたくなって、秋の木々からこぼれるキラキラとした陽射しの中をサーッと駆けぬけるように自転車を走らせた。
いつものお気に入りの窓側の席に座りホットサンドを食べていたら、突然空が暗くなって天から地面へとものすごい強い風が吹き付け、後に空から雪が降ってきたのです。
ええ〜!
帰れない。。。
と思ったけど、ちょっと雪宿りしてみようかと珈琲を頼み本を読みながら時間をつぶしてみたのだけれど、やむどころかだんだん大きな雪に変わってきてしまって。
カッパ、レインコートなんてないですよねぇ?
と伺ってみたら、
ないですねぇ。。。と。
数分後、
もし良かったら送りますよ。
と。
いつもの如く自力でストイックに走って帰ろうとしかけていた自分に涙がでそうなあたたかいひと言。
ランチ後、営業中でお客さんがいる時間帯にも関わらず、おふたりのあうんの呼吸のタイミングでひょいっと自転車を車に積んで雪の降る山道を家まで送り届けてくださいました。
定住していない街で、いろいろ話せる友だちができること。
優しくしてもらえること。
それは自分にとってなによりも嬉しく心強い。
それはどこを旅していても同じこと。
特に山奥のような場所ではちょっとした一行のメールのやりとりでさえパッと明るい空気を感じられるような嬉しい出来事なのです。
かずみさんの焼く天然酵母のパンやケーキ。
パートナーがゆっくりと淹れてくれる温かい珈琲はとっても美味しい。
冬も営業したいな。
と言っていたけれど開いてるのかな?
雪の北軽井沢に出かけたくなりました。
。。。あ、いろいろ思い出しながらダラダラと長くなってしまった。
秋の終わり、横浜に戻る前日にお世話になったお礼にとつくったコースターを渡しに行きました。
六花さんのコーヒーマグを思い浮かべながらhatの残り端切れを繋ぎ合わせて大きめのコースターをちくちくと。
使ってくれてるといいな。
ずいぶん前に横浜で製作しストックしたままでいた帆布のサコッシュを一度解き、あらためて縫い直したものを流れで見ていただいたら、その場で気に入ってくれてお買い上げくださりさっそく荷物を入れ替えて実用スタイルをパキっと!
嬉しかったです。
六花 と書いてRikka
webなどは開いてないそうなので北軽井沢へお出かけの際は見つけてみてくださいね❄
あの日、初雪を六花さんで見れたことは忘れられない思い出となりました。
素敵な出逢いに感謝です。
手ごねパンとコーヒー 六花
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