今年の夏
浅間山麓でのストイックライフから急遽町へと下らなくてはならなくなり横浜へと戻る気には全くなれず困り果てていたわたしを、友人が助けてくれました。
ちょうど仕事で広島へと出張に出かける日からの入れ替わりで、お留守番ステイという形で。
深い森の高原地帯から旧中山道〜宿場町の面影を残したままの信濃追分へとワープ。
お家も、出会う人も、近くを流れる小川も、古書のお店も、駅までの途中に見える浅間山も、篭もりすぎず開いてもいない森の感じも…
どれもとても気に入ってしまい、この町なら住んでみてもいいかなぁと思える程に居心地の良い場所との出逢いでした。
この家の主ミカちゃんとの出逢いは 以前、千葉鴨川の友人宅のお留守番をしていて(やっぱりこの時も2匹の猫が居たっけ)その友人がインド旅から戻って来るときに一緒に帰って来たのが出会いのはじまり。
真夜中の はじめまして〜 だったのを今でも良く覚えてる。
実際にはまだあまり遊んだことがないのだけれどポイントポイントでビビッと通じ合えちゃうようなところがあって。良きタイミングで会える友達の中のひとり。
『flower of life』フェイシャルマッサージをはじめエナジーワークの施術をしている一方、今回泊まらせていただいたお家では、北欧の食器やグラス、カトラリー、世界の民藝品、特に布物、タペストリーはとてもセンスの良いものが展示してあったり、お母様のセレクトした日本の古き良き時代の骨董品などもあったりと幅の広いアンティーク雑貨を扱っています。
。。。はっきり言って隠れ家サロン。
音楽の趣味も自分と良く似ていて
夜のひとりキャンドルナイトが楽しみで仕方なかった程。
中でも Jaco Pastorius のこのアルバムは良く聴いたので
他の場所で耳にしてもこのお家でのことを思い出します。
朝は陽当たりのよい三角の屋根裏部屋で
少し窓を開けたまま小川のせせらぎのを感じながらMeditation.
宮下昌也さんの作品がしくっり馴染んだペパーミントグリーンの空間で
キルトを一度まっさらに解いては配色をあらたに組み直してみたり、
本を呼んだり、マントラを唱えてみたりと、
早起きして陽がかげる午後まで良くこの場所でのんびりと過ごしました。
型にはまらずにいろいろな なにか がクリアに ぽんっ!と生まれてくるような
そんなインスピレーション溢れる空間。
いい時の流れは、棚の上に組まれたクリスタルグリッドのおかげだったのかもしれません。
陽が差し込む屋根裏部屋ってやっぱり憧れる。
こちらの隠れ家的お家サロン。(←勝手にそう呼んでいる)
だらだらと夏休みの日記調に書いてしまいましたが、
とにかくお気に入りの素敵な場所。
知人友人であればタイミングによってはレンタルも可だそうです。
近くにあるお蕎麦屋さんの
蕎麦団子が絶品すぎてそれだけのためにでも訪れたいほど。
初めて歩いているようで、
あれ?遠い昔にもここに一度、訪れたことあるなぁ。
って場所ありますよね?
追分はそんな気持にさせてくれる
懐かしいようでいて
ずっと前から知っていたようなそんな感覚になるところ。
来年はお祭りの頃に合わせて来れたらいいな。
いろいろな土地で温かく迎え入れてくれる友達や新しいつながりに、
改めて心から感謝します。