雨上がりの空。
早送りみたいな雲の流れ。
今朝は急用があって早朝からタクシーに乗った。
徐々に差し込む陽の光を浴びながら清々しい気持で運転手さんと国道をドライブ。
おそらく父親世代くらいの運転手さん。
数年前までタイに7年間、カリフォルニアに14年間、住んでいたとの事。
少し興味を持った私を相手にいろいろなお話を聞かせてくれました。
話の初めから、、、
うーん、あなたはもしかしたら
オハイオがいいかもしれませんね。なんとなくそんな気がいたしますよ。
と言って、住んでいた家の畑に出没するピーターラビットやコヨーテ、たまに車でハネてしまいそうになるスカンクの話を、今にも目の前に同じ情景が浮かんでくるような動きのある良いテンポで楽しく聞かせてくれました。
私は音楽が好きなんです。
と伝えると、では少し離れるけどサクラメントのフェスはジャンルを超えて楽しむ事ができますよ。jazzもclassicもpopsもぜーんぶね。私の友人は毎年行ってますから。
もし本もお好きならばきっと気に入る街だと思いますよ。と教えてくれた。
あ、オレンジカウンティもいいですが、おひとりではお出掛けにはならない方が良いかもしれませんね。
まぁ、ペラペラとお話しましたが、あなたはぜひ一度オハイオへ行ってみてください。
きっといいですから。そんな気がします。と。優しく念を推されて、
。。。目的地へ到着。
(わたし)『今度ゆっくりお茶でもしませんか?』
と今にも自分から誘ってしまいそうな空気
のまま、別れの時がやってきてしまった。
車が止まってからもドアを開けっ放しのまま3分くらい楽しい話は続き、
またいつかご縁があれば。ですね!
と握手をして私はタクシーを見送った。
私はあの運転手さんとお話をしている間、ずっと北山耕平さんの事を思い浮かべていた。
後ろのシートから斜めに見える横顔や話し方が北山さんの雰囲気に本当によく似ていて、雲間から差し込む光に眩しそうにキラキラと照らされ、なんとも懐かしい温かい感じがした。
わたし、朝から夢見ちゃったのかな。。。
なんて、余韻にひたる午前9時の横浜。
嵐の過ぎ去った強風の晴天。
青空が高い。
この風に乗って今すぐオハイオにワープしたいな。。。
いつかきっと良いタイミングで辿りつけるのかもしれない。
心地の良い余韻と楽しい妄想は
まだ続いている。。。
そういえば旅にでた友人達は今どうしているのかな。。。