~時空の旅人~
真砂 秀朗 meets 雲南COLOR FREE
昨日、横浜山手ゲーテ座へ行ってきました。
このイベントを知ったのは、当日のお昼過ぎ。お世話になっているLolmaqatsi さん (Click!) のblogを見た際に、ドーンっと目に飛び込んできたのがきっかけでした。
インディアンフルート奏者の真砂さん。
懐かしいような。どこか遠くへ連れて行ってくれそうな音色でいろいろな所へ旅をさせてくれる。
私の愛読フリーペーパーRICE PAPER88 (Click!) の大好きなページ『アイヌ長老の教え』の素敵な絵でもおなじみです。
そして、ドキュメンタリーロードムービー 雲南 COLOR FREE の上映会。
どんな???
久しぶりにワクワクが止まらなかった!
民族衣装。
先日、TOUMAIさんで出店したフリーマーケットにて、私の着古した民族衣装を気に入って下さったお客様の元へ数枚手放したばかり。。。
モン族の藍・刺繍のジャケットや、グァテマラのウィピル刺繍、インドネシアのバティック・・・。
それぞれに自分の知っている限りの知識を、見て、買って下さる方に伝え、改めて物の価値について、考えさせられたばかりだった・・・あれからちょうど1週間後の昨日、この映像を観るというタイミング。監督は「Tibet Tibet」のキム・スンヨンさん。

雲南 COLOR FREE (Click!)
綺麗で大きな蓮の花の映像とシタールやガムランの音など、言葉のない音と映像だけで進むムービーが始まった。
民族衣装を頭のてっぺんから足のつま先まで色鮮やかに着飾った女性・キラキラした笑顔の子供達。言葉では表現しきれない程の素晴らしい手刺繍を施した布で、お母さんの背中におんぶされている赤ちゃん。
そして、広大な山々や青々とした棚田の素晴らしい風景・・・。
ドキドキしていた。
何故なら、今自分が続けてきている表現と、このムービーから感じる「何か」がガチッとしっかり繋がったからだ。。。
言葉になんてできない。
「民族」
自分達のルーツをあんなにも鮮やかに表現している。華麗でいて、かっこ良すぎる。
25もある部族が争う事もなくそれぞれの表現で着飾っている。
そのひとつひとつが手作業で、意味があり、普通の生活の一部なのだ。
映画上映の後、監督キム・スンヨンさんと真砂さんのトークがあった。
監督が、ダライラマに10日間同行したお話や、葉山で棚田を作ったりして生活を楽しんでいらっしゃる真砂さんのお話。。。
ここには書ききれない程の興味深い話満載でした。できれば仲間に入って、その次の先のお話を一緒にしたいくらいの気持でした。
行動を起こし、人々に伝えて行くこと。
「六ヶ所村ラプソディー」の鎌仲監督の顔が浮かんだ。
やはり行動力の源は『愛』なのか?
すごい。
もっともっと創り出したい。
型にはまらず、伝えたい思いは真っ直ぐ変えずに。そして楽しみ楽しませながら。。。
古き良き物、伝統、民族、意味、人、好きなこと、本当に必要なこと・・・。
私、熱くなった(笑)物創りが止まらない。
このイベントの最後。
真砂さんのアンコール「Planet Love」
映像と共に自然の中へ旅をする事ができました。
帰り道、むしょうに自分のルーツをもっともっと深く知りたいと思った。
自分が今ここに生きている意味。
両親が付けてくれた自分の名前の由来が、頭の中をグルグルとしていた。
久しぶりにヤオ族とモン族の藍染めの民族衣装を出してゆっくりと眺めていた。
手づくりって温かくて素晴らしい。
伝さん&知子さん、stone's officeさん、ありがとうございました。